5時間も滞在しちゃいました。


五反田の路地裏にある「日南」へ。
あのピンク色した街の一角に、
こんな渋い横丁があるのか、とびっくりするほどのいい佇まい。
なかなかロケーションがいい。
この日も予約客でいっぱい。
無理矢理席を確保してもらい、
女将さんと息子さん、娘さんにお話を伺う。
「お客さんの滞在時間どれくらいですか?」
と聴くと、
「うちはねえ、長いんですよ~、6~8時間いらっしゃるお客さんもいるんですよ」と。
うひゃ~、会社にいる時間と同じくらいの時間を、
ここですごしちゃうんだ。
でもでも、それだけ落ち着いて呑んでしまうのもよくわかる。
お店の方の、接客の加減が、実にいい感じなのだ。
ほどよくほっといてくれる、というか。
2階には、ビールやワインなどを冷やしてあるクーラーケースがあり、
そこから自由に取り出して呑むスタイル。
お勘定の時、カウントしてくれるシステムだ。
「我が家のようにくつろいでもらいたくて」と。
いいです! 非常にいいです!
ちょっと温泉宿にでも来たような気分になる。
隣客は、「お腹一杯になった~」と
板間に寝ころんじゃったりしている。
おいおい、くつろぎ過ぎだろう。
でも、ついついそんなことをしたくなるほど、
くつろげる酒場なのだ。
で、酒肴も最高に旨い。
和牛なんこつを使用したハンバーグ、
深い味わい。
牛バラ串、口に入れるとふかふかして、
めちゃめちゃ柔らかい。
ほどよく肉汁も出てくる。
あ~、旨すぎる。
和牛の贅沢な味をひきたてるのが、
「キンミヤ」。
「ワイン割り」と「ジンジャーエール割」を交互にいただく。
両方とも、甘すぎず、ちょっと大人の味で、
これまたいくらでも入ってしまう。
相席した女性客と、お互いの酒肴を廻し食べ。
これもおいしいですね、あのお酒呑んでみます?
なんて知らない者同士で話が盛り上がってしまった。
こういうふれあいができるのも、気持ちいい。
残念なのは、数多くの方に慕われたという御店主に
お逢いできなかったこと。
今年の1月に急逝されてしまったそうだ。。。
皇室の方をはじめ、著名人、文化人などの
そうそうたる面子も、
御店主を慕って集われていて、
今でも、足繁く通ってこられている。
この日も、偶然、野球選手だった衣笠さんもご来店され、
かなりの長時間、滞在されていた。
女将さんたちの話を聞くに連れ、
お逢いできなかったのが、残念でならない。
一度、お逢いしてみたかった。。。


女将さんや息子さん、娘さんの
楽しいお話をうかがいながら、
気づけば。。。
あたしたちも、5時間も滞在。
最初に「うちはみなさん長いんですよ~」の
意味を、身をもって知った夜だった。

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