台風の中、自慢の喉に聞き惚れる


土曜日の夜、台風の中、
向島の民謡酒場「栄翠」へ。
事前に、お店がちゃんとあいているかどうか確認すると、
「ちゃんとやってますよ。
お客さんたちもぼちぼちかしら」
との返事。
この嵐の中、はたしてお客さんがいるのかどうか、
不安を抱えながらも行ってみる。
どしゃぶりとものすごい風のなかお店に到着。
と。。。
すでに常連さんたちが大盛り上がり。
みんな自慢の喉を披露しまくっていた。


日本全国の民謡を、尺八、太鼓、三味線の
生演奏で愉しめる酒場。
この日は、民謡の大会があったらしく、
全国優勝をした方などが、大勢集っていた。
民謡研究者もいらしていて、
唄の合間に、それぞれの唄の講釈をしていただく。
ふんふん、なるほど。
きちんと説明をしていただくと、非常にわかりやすい。
洒脱な歌詞に大笑い。
みんな一体となって、大騒ぎ。


着物を粋に着こなした姐さんが、
「ちょいと、お酒呑みなよ。
ごちそうしてあげるから」と。
いつもは、店主インタビューを終えるまでは、
呑まないのだが、
ついつい、この日は、姐さんに甘えて
到着早々、お酒をいただいてしまった。
一生懸命、曲名などを書き留めている
コピーライターの齋藤さんを尻目に
ごくりごくり。
「栄翠」の女将さんのお兄様が
杜氏をされているという
京都のお酒で「弥栄」。
ほろりとまろやかな米の甘さが
口に広がる。
う~ん、旨い。
取材は、齋藤さんに任せた!とばかりに
つぎつぎと杯をあけてしまった。
あたし一人呑んじゃ申し訳ないと、
齋藤さんにも「どうぞどうぞ」と日本酒を注ぐも、
「あ、うん。あなたひとりでどうぞ。
僕は、ほら、まだ仕事中だから」
と大人のお返事。
すみませんねえ、あたし仕事放棄で。
でももう呑んじゃったから、あとはどれだけ呑んでも一緒ですよね。
と、さらに杯を重ねてしまった。


女将さん、大将、そして息子さんの三人で、
民謡を披露してくださる。
ものすごい迫力。
日本人の根っこの部分を刺激されまくり。
誌面では、音を紹介できないのが、
本当に残念。
常連さんたちが、
これが旨いよ、この曲は●●●という曲だよ、、、
などなど、あれこれとお世話にやいてくださる。
84歳になるというおばあ様まで、喉をご披露してくださり、
本当にありがとうございました!


ここの酒場は、料理もおいしい。
山形の山菜などを使った酒肴や、
いもこ汁など、
ほっと和む料理の数々。
山形出身のおかあさんが心をこめて
作って下さっている。
大きな大きなおにぎりをほおばって、
この日は、おひらき。
今度は、民謡を覚えてお邪魔したいモノだ。
「おてもや~ん」ってね。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL

http://kotensakaba.jp/mt/mt-tb.cgi/141

コメントの投稿


新規にコメントを投稿する場合、このブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。




(スタイル用のHTMLタグが使えます)