雪がうっすら積もる世田谷線へ

【2008年01月24日】


朝からちらちら舞い降りてきていた雪が雨に変わった頃、
またしても世田谷線沿線はしご酒へ。
線路にうっすら雪が積もっている光景が
これまたなんともいえずいい。
世田谷線はいつ乗っても
車窓がすばらしい。


前回臨時休業日だった上町の「サイゴン」へ。
アジア料理屋なのに、入り口に焼酎・泡盛のボトルがずらりと並んでいる様子が、
あたしの飲兵衛心をくすぐりまくっていた酒場。
この日はようやっと入店できた。
世田谷線が目の前に走る特等席に着席。
ラッキー!
まずは333ビール。
日本のビールに比べるとずいぶん薄い感じ。
ちょっと物足りない。。。
で、2杯目からは、もちろん焼酎を注文。
ここの酒場には、非常に珍しい銘柄がそろっている。
限定酒…幻の酒…なんてメニューに書いてあると、
どれもこれも呑みたくなる。
お店のスタッフに、あれやこれや説明をしていただきながら
「うなぎ」をお湯割でいただく。
深い味わい。
「アジア料理に焼酎って珍しい組み合わせですね?」と
店員さんに尋ねると
店長さんはじめ、店員さんも非常に焼酎好きとのこと。
あちらこちらの蔵元にいかれているそうだ。
焼酎のほかにも
目にしたこともないような珍しいリキュール類も充実。
酒好きには見逃せない酒場だ。


「サイゴン」に行く途中にぶらり散策した
「松陰神社前」駅でみかけた
風情ある一軒屋の「うなぎ屋」へ。
ちょっと高そうだったなあ、とどきどきしながら
お店へ向かうと、なんと、すでに閉店。
普段、4時~7時くらいの間しか
営業していないとのこと。
ええ~、それで商売成り立っているなんて、
相当の常連さんたちがいるに違いない。
土日もやっているそうなので、
ぜひ一度ここで呑んでみたい。


また世田谷線に乗り込んで、
前回訪れた「酒の高橋」へ。
この日は、念願のキンミヤ豆乳割りに
ありつくことができた。
なんせ、この豆乳は、
「オキナヤ豆腐店」という豆腐屋さんの
ちゃんとした豆乳を使用している。
そのため、一日6杯限定とのこと。
この日は、「いつもまとめ呑みする
常連さんがいないから、呑めるわよ」
とお店の店員さんに教えていただく。
やっぱ、コアなファンがいるんだな。
こくこくこく。。。
あの甘ったるすぎる豆臭さがなく、
非常にマイルドな豆乳。
キンミヤのほんのり舌に残る甘さによく合う。
これまた「オキナヤ豆腐店」の豆腐を使用した
湯豆腐をいただく。
きめが細かくておいしい。
あとはアサツキのヌタ。
これは、熊本の郷土料理「ひともじのグルグル」
に味が似ていて、非常にお酒に合う、旨い、懐かしい!
温まる味を堪能して、この日もまた
酔い覚ましのお土産をいただく。
この日は、ヨーグルトドリンク。
ちゃんと、これを呑んで酔い覚まします~。

町田忍さんと世田谷線ぶらり酒

【2008年02月18日】


忙しさにかまけて、
ながらくブログ更新せずにすみません。
ようやく、落ち着いてブログをかけるようになったので、
まずは、世田谷線を始発駅から終着駅まではしごした
長い一日をご報告。


庶民文化研究家の町田忍さんと、
世田谷線沿線の散策に出かけた。
まずは、始発駅の下高井戸駅から。
レトロな看板やお店が残る下高井戸商店街をぶらりぶらり。
町田さんは、気になる看板などをみつけるやいなや、
カメラでパチリパチリ。
下高井戸は、商店街がたくさんある。
ぐるりと一通り散策をすると、
面白い店看板発見!
「アジクラ」というスナック?風酒場。
歌えて呑めて、お話もできます、というカラオケスナック風なのだが
手相もみます、とのこと。
「さびしいあなた、どうぞ」との誘い文句。
オープン前の時間だったのが、悔しい。
昭和30年代の建築家屋なども
意外と残っていた。
専門家と一緒に歩くと
普段気づかない発見があるから、おもしろい。


次は、山下駅へ。
戦後すぐから始めたというお店
中華満来に入る。
ラーメン一杯200円!
安い、安すぎる。
店内も懐かしい佇まい。
ラーメン&餃子をいただいて、さあ、豪徳寺へ。
途中、町田さんが懇意にされている和菓子屋さんで
みたらし団子をいただく。
「まだうちは新しいお店なんです」と女将さんは言うものの、
それでも創業30年は経っているとのこと。
いやはや、すごいですね。
炭水化物で満腹のお腹をさすりながら、
豪徳寺へと急ぐ。
初めての往訪。
真新しい木が目にまぶしい、立派な三重の塔に圧倒されながら
境内のお墓を観て廻る。
井伊直弼はじめ、立派なお墓が軒を連ねている。
墓石やら六地蔵の研究もされている町田さん、
様々に解説をしていただく。
その知識には脱帽です。
豪徳寺の招き猫に心癒されながら、
次は、上町へ。


電車にもめっぽう詳しい町田さんに
ぜひともご紹介しておきたい酒場があって、
「電車がど迫力で見える酒場があるんですよ」
と上町のサイゴンへとお連れする。
窓向こうは、もう世田谷線。
窓をがらりと開けると車両に手が届きそう!
ガタンゴトンと電車の振動が伝わってくる。
アジアビールをいただきながら、しばし電車を堪能。
本日一杯目のビール、あっという間に飲み干してしまった。


またしても移動。
次は、松陰神社前へ。
昭和風情がしっかりと残るバー「バッカス」へ。
ここのマスターは、玉電にも詳しく、
町田さん、遠藤カメラマンと当時の話で盛り上がる。
マスターに、ざくろを使ったカクテルや、
ちょっとこだわりのソルティドッグなどを
色とりどりに作ってもらう。
ここのカクテル、めちゃ旨いです!
見た目も美しいカクテルを
柄にもなくいただいてしまった。
ああ、女の子気分。


ほろ酔いで次は終点の三軒茶屋へ。
銘酒居酒屋と名高い「赤鬼」へ。
ここは、日本酒の品揃えがびっくりするくらいすごいのだが
実は、「オゼノユキドケ」という地ビールも、非常に美味なんです。
キリンビール大学の教授をしている町田さんに
ぜひとも味わっていただきたく、お連れした。
コクと苦味が絶妙で、
ちょっとビールの概念が変わってしまいそう。
お刺身やら竹輪の磯辺揚げなどをつまみにいただく。
でも、ここは、銘酒居酒屋。
やっぱり日本酒を呑んでおかなきゃ、と
店長お勧めの日本酒をいただく。
赤鬼のプライベートブランドや
蔵出しの生原酒などを
贅沢にもいただく。
普段日本酒をあまり呑まないという町田さんも
「お! これはおいしいねえ」と感心しきり。
ひとしきり呑んだ後は、
またしても世田谷線に乗って
西太子堂駅へ。


『古典酒場』第一弾で取材させていただいた
角打酒屋「唐木屋」へ。
不義理をしっぱなしなのに、
旦那さんも、奥さんも、笑顔で出迎えてくださる。
ああ、ありがたい。
ここではホットビールなるものが呑めるので、
さっそく、オゼノユキドケビールでホットビールを造ってもらう。
香りがたって、これまたビールとは別物の味わい。
チーズの盛り合わせなどをいただきながら、
さらに、もう一杯!
長い長い世田谷線ぶらり酒は、いったん、ここでおひらき。


「ちょっと小腹が減った」という遠藤カメラマンと
三軒茶屋のラーメン屋さんへ。
「ここのお肉がおいしいんですよ」と遠藤カメラマン。
う~、食べたい。
でもでも、もうお腹はちきれそう!
泣く泣く普通のラーメンと餃子をいただく。
確かに、チャーシュー旨い!
この日二度目のラーメン&餃子。
ああ、食べすぎた。